先の自然音の波の音の動画の概要欄にて断食の話に触れました

今回は味覚障害が改善したことを非常に実感した出来事があったので記します。

美味しい味噌ラーメンが食べれるお店があります。

味覚がおかしくなってからはなんか今までとは少し味が違うな。と感じていましたが店の味が変わったと思い込んでいたんです。

味覚障害になってから半年ほど経過しているので味覚は鈍くなっていることも自覚していないため毎日の食事はそれなりに美味しいと感じながら食べていました。

 

しかし今回断食を行ったことによりその味噌ラーメンの味が衝撃的に味が違うことに今回気づいたのです。

こんなにも美味しい味噌ラーメンだったとは驚きを隠せず私は感動しました。

記憶にないほどの期間それは感じたことがなかった衝撃的な味わいでした。

この半年間、いやそれよりももっと前からなのかもしれません。

3年前まで遡る

思い起こせば私は2019年の12月末から咳が始まり2020年1月8日に体調が劇的に悪くなり高熱が出てうなされ寝込んでしました。

そのころは毎週中国へ往来する日々の連続であった時期です。

寝込み始めてから私は夜な夜なうなされていました。

寝ることもままならなくホテルの部屋で一人で大声でうめき叫ぶほどです。

同じフロアの部屋にいた人は多分夜中にあんなうめき声と大声で叫んでいる声を聞いたらさぞかし恐ろしかったのではないかと思うほどです。

しかしそんなことは言っていられないほど苦しい日々が延々と続きました。

 

日本に帰りたくても帰れる状況でもなく病院を転々しました。

今では誰もが知る病の症状や危険性など認識のない初期の初期の段階です。

 

街中の医者

小さな店が立ち並ぶ一角に小さいクリニック的なところに初め連れて行かれました。

クリニックというか小屋というかなんとも綺麗とは言えない場所です。

症状を伝えると医者は”お尻を出せ”と私に言いました。

私のお尻を確認した医者が手にしたのは注射器。

アルコールが含まれているような脱脂綿で注射針の表面を拭き拭きし、謎の液体を吸った注射器が私のお尻にブッ刺さったのです。

「痛っ。」チクっとした後、じわーっと液体が身体の中に流れ込んできました。

 

日本では有り得ない注射針を拭く光景で私は恐怖に慄きましたが……

この辛い症状が軽くなるのなら。ここは日本ではない。と私は諦めるしかなかったのです。

 

処方された薬は

風邪薬と漢方のような栄養剤の大きなセットを渡され、医者はそれを毎日飲むようにと私に指示しました。

しかし翌朝も私は普通に動けるほど回復はせずその日もベッドで過ごすことに。

いつまで経っても症状が回復しないので大きな病院へ行くも薬を渡されるだけで寝込む日々が続きました。

それでも回復する見込みが全く感じれないため違う大きな病院へ行くことに。

 

肺炎

MRIの検査で全身をスキャンした結果、どうやら私は肺炎の症状が出ているので帰国したら再度調べるようにと。

診断結果は

何かは不明だがウィルスを患っているだけ。だから心配はない。とのこと。

当時は全世界に拡大する病とは誰も知らない初期段階だったため調べる手段すらなかった時代。

その後も全く回復の目処が立たたない私は無理やり帰国することに。

しかし症状はひどく空港では無料のカートに乗り搭乗口までも歩くことができない状況でした。

重症

思い起こせば重症と呼ばれる症状に全て当てはまっており、検査する術がない2020年の1月頭なので真相は闇の中です。

 

変な病が流行っていると言うことを知っていた私は、周りの人に迷惑をかけてはならないと徹底的に人を避け隔離状態にするよう努力していました。

食事も一人で食べ、心配してくれる同僚や現地の工場の社長やドライバー、ホテルのベッドメイキングの馴染みの人にも私には一切近寄るなと。

しかし当時はその怖さをまだ誰も知らないので普通に病人を介護してくれるようにそれはそれはみんな本当に優しく接してくれるんです。

私にはみんなが大切だからこそ、心を鬼にして私に近づかないように抵抗しました。

なぜならば自分が罹っている症状に非常に違和感を感じていたためです。

今だったらみんな絶対に当時の私には近寄らないと思うんだけどね。

あれから一度もみんなに直接お礼も言えずにまだいることだけが心残り。

入国

日本への入国時には熱は下がっていましたが心配が拭いきれないので自ら検疫カウンターへ行き医者に検査結果を見せました。

しかし現地の病院で検査して問題ないとのことなら大丈夫と医者は私に言うだけです。

私は本当に大丈夫か念押しで確認したのですがそのまま入国。

まだ不安な私は国立の感染症を扱う病院へ向かい診断してもらいましたがこれまた検疫カウンターと同じことを言われ自宅で休むことに。

 

倦怠感が続く長い戦いが始まる

私は症状発症から徹底的に人に近寄らないようにしていたため、一番近くにいた同僚にも感染させることもなく終わりました。

あれが何の病気だったのか、ただの風邪なのか、インフルエンザではないことは判明していたので未だに迷宮入りのままです。

しかしそれから倦怠感が延々と続くとは思いもよりませんでした。

3年も経過しているので麻痺を通り越していた状態に追い打ちをかけるように昨年の発症から味覚と嗅覚が一時期完全に消滅し

倦怠感がずっと続いていたため、もう自分の状態が良いのかも悪いのかも判別できないほど感覚が麻痺していました。

ところが今回の断食で味覚が決定的に戻ったことは衝撃的です。

 

断食によるオートファジー素晴らしい

もうあれから3年近く経過し、こんなにも食事が美味しいなんて感じることは一度もなかったのです。

現代食は農薬や化学物質に溢れているので、できる限り避ける努力をしていますが

断食のデトックス効果がこんなにも顕著に出るとは正直自分でも驚いています。

これからも私は定期的に断食をし、身体を整えていく予定です。

今日の味噌ラーメン。最高に美味しかった!

 

当時の回復後の写真(2020年1月25日)筑波山男体山山頂にて

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ごみ拾いが日常。だけには留まらない。

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